人生で二番目に最高の夏
私は出発前 セミナーキャンプを甘く見ていた。
日本では英語が「できる」というふうにカテゴライズされていた私は 英語でディスカッションなど余裕だと考えていた。そうではなかったのだ。
初めは 今皆が何を話しているかを理解することで精いっぱいで とても自分の意見を言う勇気が出なかった。また プランニングや料理 掃除などすべて自分たちで行い フリータイムや話し合いが多く 友達作りにも苦戦した。
しかし 少しずつ仲良くなるにつれ 発言への不安がなくなり 反対の意見や過去の苦い経験などもためらわずに皆とシェアできるようになった。
大小の壁を 一つずつ超えていったのだった。意見を言うには 知識がないと説得力がないということもわかり 勉強への意欲にもつながった。
なかでも 特に興味深かったのは イスラエルのDorが話してくれた イスラエルの現状だった。大学で紛争や難民を勉強しているのだが 実際にこれらが日常である友達を持つのは初めてで 私の中のイメージが現実味を帯びて とても勉強になった。
ブラジルのMartinが 最後にとてもいいことを言った。“CISV is home away from home.”本当だと思った。
いつの間にか 私にとってCISVは かけがえのないhomeになっていたのだった。そんな彼は あるビレッジに参加した違う国の二人のリーダーが 結婚してできた子供である。
ところで 私がなぜタイトルを人生で「二番目」に最高の夏 にしたか それはビレッジを経験した夏が人生で一番の夏だったからである。それほどまでに ビレッジは私にとって意味があるもので そのたったひと夏の経験が私の今までの人生に影響を与えてきた。
しかし、「二番目」といっても ビレッジに劣っているという意味ではない。ただ、「ビレッジ」は私にとって特別なものなのだ。 その次だというのだから いかにこのセミナーキャンプが素晴らしかったかを理解してほしい。